これだけ知っていれば楽しめるカーリングの見どころ【北京オリンピック2022】
北京オリンピック2022が2月4日からいよいよ開催されますね。(一部競技は2月2日から行われます。)
去年の東京オリンピック2020から半年も空かずに開催されるということでスポーツ好きとしては嬉しい反面、新型コロナウイルスの感染が再拡大していて東京オリンピック2020から引き続きほぼ無観客での開催になってしまっていたり、外交的ボイコットがあったりと問題はありますが純粋に『オリンピックを楽しむ』ために、北京オリンピックで実施される競技の
テレビで楽しく見るためのと見どころ
を書いていきます。
今回は、「カーリング」について書いていきます。
その他の競技については、以下のカテゴリーの記事をご覧ください。
カーリング
前回平昌オリンピック2018で、女子団体が銅メダルを獲得し、試合中に話していた「そだねー」が新語・流行語大賞に選ばれたりするなど、冬のオリンピックの期間になると日本でも注目されているカーリング。
一投一投ごとに戦略を考えながら行うスポーツということで「氷上のチェス」とも呼ばれているカーリングの見どころについて書いていきます。
種目数
北京オリンピック2022のカーリング競技では、1チーム4人で戦う団体戦(男女それぞれ)と1チーム2人で戦うミックスダブルスの3種目行われます。
4人制の見どころ
4人制の試合の流れ
4人制では、各チーム4人それぞれがストーンを2投ずつ合計8投(両チーム合わせて16投)を投げ合って1エンドの得点を決めます。
1エンドの流れは以下の通りです。
先攻チームが1投目を投げる
↓
後攻チームが1投目を投げる
↓
先攻チームが2投目を投げる、と続きその後も両チームが1投ずつ投げ合い・・・
↓
後攻チームが8投目を投げ終わった後に、ハウス(後述する得点の見方の項目で図があります)の中で中心に1番近いストーンがあるチームに得点が与えられ、相手チームの得点は0点になります。
この時、相手チームの中で中心に1番近いストーンより中心寄りにある自分チームのストーンの数だけ得点が与えられます。
※両チームのストーンが1つもハウス内にない場合は、両チームともに0点になります。(「ブランクエンド」といいます。)
これで1エンドが終わり、次のエンドでは得点が与えられたチームが後攻になって戦い、これを10回行って総得点の高いチームの勝利になります。
また第6エンド以降は、得点差が離れてしまいこのまま戦っても勝てそうにないと判断した場合、相手チームの勝ちを認めてゲームを終了する「コンシード」ができます。
戦略による見どころ(4人制)
- ストーン同士をぶつけることができる
- 相手チームのストーンにぶつけて弾き出したり、自分チームのストーンにぶつけていいポジションを確保したりすることができます。
- 1投で1つのストーンにぶつけるだけでなく、複数のストーンに連鎖してぶつかるようにすることで1投で戦況を大きく変えることができます。
- フリーガードゾーンルール
- 上でストーン同士をぶつけることができると書きましたが、先攻チームの3投目(両チーム合わせて5投目)まではハウスの手前側の線からハウスまでの間にあるストーンは弾き出すことができません。(ぶつけてゲームエリア内に留めたまま動かすことは可能)
- 手前側にストーンを置くことによってハウス内のストーンを守ることができ、大量得点のチャンスを生むことができます。
- ブランクエンド
- カーリングは基本的に後攻が有利のため、後攻チームが1点しか得点を取れないで次のエンドで相手チームに後攻を渡してしまうより、大量に得点を取って次のエンドで相手チームに後攻を渡すのが理想的です。
- そのため、後攻チームは1点しか取れそうにない場合、ハウス内からストーンをすべてなくすことによって両チーム0点で、先攻・後攻が入れ替わらないまま次のエンドに進む戦術があります。
ミックスダブルスの見どころ
ミックスダブルスの試合の流れ
ミックスダブルスでは、各チーム2人が1・5投目と2~4投目に分かれ合計5投(両チーム合わせて10投)を投げ合って1エンドの得点を決めます。
1エンドの流れは以下の通りです。
先攻チームがハウスの手前側にストーンを置き、後攻側がハウスの中心より少し後ろにストーンを置いた状態でスタート
※基本的にはセンターライン(中央の線)上にストーンが置かれますが、後攻チームは1試合に1度ずつ「パワープレイ(戦略による見どころ(ミックスダブルス)の項目で説明)」を選択することができます。
↓
先攻チームが1投目を投げる
↓
後攻チームが1投目を投げる
↓
先攻チームが2投目を投げる、と続きその後も両チームが1投ずつ投げ合い・・・
↓
後攻チームが5投目を投げ終わった後に、ハウス(後述する得点の見方の項目で図があります)の中で中心に1番近いストーンがあるチームに得点が与えられ、相手チームの得点は0点になります。
この時、相手チームの中で中心に1番近いストーンより中心寄りにある自分チームのストーンの数だけ得点が与えられます。
※両チームのストーンが1つもハウス内にない場合は、両チームともに0点になります。(「ブランクエンド」といいます。)
これで1エンドが終わり、次のエンドでは先攻・後攻を交代して戦い、これを8回行って総得点の高いチームの勝利になります。
また第5エンド以降は、得点差が離れてしまいこのまま戦っても勝てそうにないと判断した場合、相手チームの勝ちを認めてゲームを終了する「コンシード」ができます。
戦略による見どころ(ミックスダブルス)
- ストーン同士をぶつけることができる
- 相手チームのストーンにぶつけて弾き出したり、自分チームのストーンにぶつけていいポジションを確保したりすることができます。
- 1投で1つのストーンにぶつけるだけでなく、複数のストーンに連鎖してぶつかるようにすることで1投で戦況を大きく変えることができます。
- フリーガードゾーンルール
- 上でストーン同士をぶつけることができると書きましたが、先攻チームの2投目(両チーム合わせて3投目)まではストーンは弾き出すことができません。(ぶつけてゲームエリア内に留めたまま動かすことは可能)
- 4人制と違いハウス内にあるストーンも弾き出すことができないため、ハウス内にストーンが溜まりやすく大量に点数が入りやすい状態になりやすいです。
- ブランクエンド
- 4人制ではブランクエンドの場合、先攻・後攻が入れ替わらないためブランクエンドを狙う戦術を取ることができましたが、ミックスダブルスの場合ブランクエンドでも先攻・後攻が入れ替わるため、後攻チームが最低でも1点を取ることが重要になります。
- 置き石
- 各エンドの最初に先攻・後攻ともにストーンをエリア内に1つ置いた状態でスタートします。
- この最初に置かれているストーンをどう活用するかが重要になってきます。
- パワープレイ
- 各チーム1試合に1度ずつ、後攻の時にパワープレイを選択することができます。
- パワープレイを選択すると、最初の置き石がセンターライン上ではなく左右どちらかにずらすことができ、さらに後攻チームのストーンは先攻チームのストーンと縦位置をずらしておくことができることと、ハウスの中心より少し手前に置くことができることによって、大量に点を取りやすい状態からのスタートにすることができます。
得点の見方
左側の画像の場合、1番中心に近いのは赤色で2番目に中心に近いのが黄色のため、赤色チームが1点・黄色チームが0点になります。
真ん中の画像の場合は、1番中心に近いのは赤色で2番目に中心に近いのも赤色で3番目に中心に近いのが黄色のため、赤色チームが2点・黄色チームが0点になります。
右側の画像の場合は、1番中心に近いのが赤色なのか黄色なのか分かりにくいため、道具で中心からの距離を測りそれでも分からない場合は、話し合いでどちらが中心から近いのか決めます。
競技日程と放送予定
カーリングは2月2日~20日の日程で行われます。
詳しい日程や放送予定は公式ページなどをご覧ください。
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